和名 モリシタダテハゼ
学名 Amblyeleotris morishitai 2007.4 H.Senou and Y.Aonuma
1996 小笠原で新種として発見される。
2009 鹿児島方面でも発見される。
小笠原に流れ着いて約25年。
手つかずの世界遺産、
研究者の手が届かないエリアも多く...
その中でも未記載種(新種)とされるものに対しては、
「人類として君に初めて対面するのはオレなのか?」
などと勝手に大げさに想い込むと、
それはそれはメルヘンなのであります...。
共生しているエビは、オニテッポウエビでした。
ところでこのハゼとエビの共生関係「体格の合った者同士どうやって出逢う?」も、謎ですよね。
「産卵が同時期で最初からセットで放たれる」という諸説もありますが、
少なくともテッポウエビ類は、かなり長い浮遊幼生期があるらしく、生まれた時から一緒というのは考えにくいとの事です。
無脊椎動物に共生するエビ類では、浮遊の幼生期が終わって着底期になる時、それぞれに最適な場所(宿主)を選ぶらしいです。
という事は、稚ハゼが見上げて 待ってるのかな?
巣穴のないチビハゼが 砂地にひとり・・・。
そんな光景みたことありませんが、着底作業って一晩仕事だから、 ありえますよね?
※本種に関しましては、本来の生息水深が、健全なるダイバーの皆さんに悪影響を与えそうなので(笑)
もっか総動員で深度的イレギュラー個体(ヘルフリッチなど20mに常駐してる奴もいる)を捜索中なので期待して下さい。
(下行けばイッパイ居るんだけどね)